【検証】OracleのクラウドDB(ADW)とクラウドアナリティクス(OAC)の接続検証をしてみた

 

前回のADWの性能検証に加えて、今度はOracleが提供しているOracle Analytics Cloud (OAC)からOracle Autonomous Datawarehouse(ADW)に接続し、その効果と最適な組み合わせを洗い出すことにした。

 

 

あのADWの処理速度は、OACから接続しても効果があるのか?

どういった点に気を付ける必要があるのか?

 

 

今回、検証用に用意したのは1億件のPOSデータ。

そのデータに対し、以下の4製品で接続検証を行った。

 

BI製品  :以下4製品で検証

  ①Oracle Analytics Cloud BI (BIEE)

  ②Oracle Analytics Cloud Data Visualization(DV)

  ③Oracle Data Visualization Desktop(DVD)

  ④他社デスクトップ版BIツール

 

 

出力条件としては、

ノンチューニングADW上のトランザクションテーブル(1億レコード)にマスタテーブル1テーブルを結合し、さらに1万件に集計/フィルタした結果をBIレポートで出力する。

操作は、よく利用する機能として

1.レポート出力(1回目)

2.レポート出力(2回目)

3.レポートのレイアウトを変更(ピボット)

4.レポートのレイアウトを変更(項目追加)

を行った。

 

また、変動要素として、ADWの特徴であるスペックをいつでも自由に変更できるという点と、さらに接続方式が3種類から選べるものになっているのでこれらの組み合わせの全通りを検証することにした。

 

Ⅰ CPUコア数  :ADWのCPUコア数 「1CPU」 「16CPU」

Ⅱ 接続方式  :ADWに標準で備わっている接続方式「High」 「Medium」 「Low」

 

 

 

 

さて。

 

さてさて、検証してみると、明らかな違いがでた。 

 


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<検証のまとめ>

・「多人数アクセスならLow」「大規模データ分析ならHigh」、ADWは分析ニーズに合わせた接続方式を標準で備えている。

・分析基盤として多人数アクセスのみを想定する場合はADWのOCPUは少な目でよい、大規模データ分析用途で利用する場合はOCPUを増加してHighで接続することを推奨。

 ※OCPUの増減は管理者ユーザであれば自由に変更可能

・DVDなら1億レコードクラスのデータ分析でも画面に描画することが可能。数万レコード以下のライトな分析であればDVDでも十分利用価値があると想定される。

・他社BIツールからADWを参照したい場合は他社BIツールのデータ取得方式を要確認!より多くの処理をデータベース側(ADW側)で処理する仕様のBIツールであればADWを有効活用できる。

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