Power BI で座席を可視化する

 マップ機能が搭載されたBIツールが増えてきましたが、ここでは固有のフロアーマップやレイアウト(配置図)にデータを結び付け可視化する方法を紹介します。

 f:id:zealblog:20170609233323j:plain

 

Power BI custom visuals

 Microsoft社のPower BI Desktopを使用します。Office ストアには、コミュニティのメンバーと Microsoft によって作成されたカスタム ビジュアルが含まれます。 これらのビジュアルをダウンロードして、Power BI Service レポートおよび Power BI Desktop レポートに追加できます。 

https://app.powerbi.com/visuals/

f:id:zealblog:20170602152725j:plain

Visuals Libraryの中から様々なビジュアルを選択することができますが、今回はOKVizというところが提供するSynoptic Panelというビジュアルを使用します。

「Download Visual」ボタンから.pbivizファイルをダウンロードします。
※拡張子.pbivizのファイルはカスタムビジュアルのファイルです。

f:id:zealblog:20170602153859j:plain

 

Synoptic Designer for Power BI

画面の用意

画面の用意をします。
店舗をイメージしたレイアウトを作成してみました。

※サンプルデータ:レイアウト.jpg

f:id:zealblog:20170609180051j:plain

さあ、Power BIに取り込もう!
といっても、このままではイメージ画像としてしか取り込むことができません。

任意のマップイメージ上にカスタム領域を描画し、Power BIで可視化するためには、SVGファイルに変換する必要があります。データに基づいてさまざまな分野に色を付け可能にするのは、これもまたOKVizが提供するSynoptic Panel用のコンパニオンツール『Synoptic Designer for Power BI』を使っていきます。

Synoptic Designer for Power BI

では早速、ツール画面を開いてみましょう。

http://synoptic.design/

f:id:zealblog:20170609182121j:plain

マップイメージを画面中央にドラッグするか、下行の「insert an image path/URL」をクリックしてBROWSEからデータを取り込むこともできます。「BROWSE」ボタンをクリックすると、用意しておいたファイルを選択することができます。

f:id:zealblog:20170609184101j:plain

画像を取り込むことができました。

f:id:zealblog:20170609184433j:plain

次が一番大事な工程です。位置情報をマッピングしましょう!
左下の「Draw new area」ボタンをクリックします。

f:id:zealblog:20170609185647j:plain

左クリックで座標点を設定できます。画面をおおきくしておいた方が作業しやすいです。選んだ座標は、画面右に表示されます。

座標点が近い点を選択しようとすると、同じ点として認識されてしまいます。「Draw new area」ボタンを選択した状態なら後からでも修正が可能なので、少し離れた位置に仮置きして、あとで位置を修正すると綺麗に選択できます。

f:id:zealblog:20170609190553j:plain

できました~♪ 慣れると意外に早いです。

f:id:zealblog:20170609193846j:plain

 次に、カスタム領域に名前を付けていきます。ここで付けた名前がデータと紐づくキーになります。 画面右のAREASより、名称を変更します。

f:id:zealblog:20170609200556j:plain

 SVGファイルを出力します。

画面右の「EXPORT TO POWER BI」ボタンをクリックします。

f:id:zealblog:20170609201115j:plain

表示されたポップアップ画面右クリックより「名前を付けて画像を保存」を選択します。

 f:id:zealblog:20170609201541j:plain

 f:id:zealblog:20170609202044j:plain

 SVGファイルを作成できました!

 

 Power BI Desktop

Power BI Desktopで仕上げをしましょう!

以下3つのデータで組み立てます。
  1.  座席データ:座席情報.csv
  2. 「Power BI custom visuals」からダウンロードした.pbivizファイル
  3. 「Synoptic Designer for Power BI」で作成したSVGファイル

 ※Microsoft Power BI Desktop(無料)ダウンロードはこちらから
  https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/downloads/

 

データソースを取得

データソース(座席情報)を取得します。

[ホーム]-[データを取得]-[テキスト/CSV] からcsvファイルを取り込みます。

f:id:zealblog:20170609205239j:plain

f:id:zealblog:20170609210304j:plain

f:id:zealblog:20170609210542j:plain

 

pbivizファイル

カスタムビジュアルをインポートします。

画面左の3つのアイコンより、レポートビューを表示します。
[視覚化] ウィンドウから - [視覚化] ウィンドウで、 [挿入 (...)]を選択します。
[カスタム ビジュアルのインポート] を選択します。


f:id:zealblog:20170609211133j:plain

f:id:zealblog:20170609214142j:plain

f:id:zealblog:20170609214347j:plain

「Power BI custom visuals」からダウンロードした.pbivizファイルをインポートすると、アイコン ( テンプレート とも呼ばれます) が [視覚化] ウィンドウに追加されます。

f:id:zealblog:20170609215052j:plain

SVGファイル

[視覚化] ウィンドウから、インポートした「Synoptic Panel by OKViz」を選択します。Synoptic Panelの設定フィールド欄が表示されるので、データソース(座席情報)の以下項目を設定します。

f:id:zealblog:20170609222238j:plain

f:id:zealblog:20170609221804j:plain

 「Synoptic Designer for Power BI」で作成したSVGファイルを取り込みます。
Synoptic Panel 左上の「Local maps」ボタンをクリックし、SVGファイルを選択します。

f:id:zealblog:20170609223513j:plain

 カスタム領域にデータ情報が描画されました!

f:id:zealblog:20170609223949j:plain

でも、まだ終わりではありません。
最後の設定をしましょう!

Synoptic Panel

書式を設定します。

凡例

書式の「legend」をオンにすると凡例が表示されます。

f:id:zealblog:20170609225206j:plain

凡例

書式の「Data Colors」で表示カラーを設定することができます。
データない領域(今回は空席)の設定は、「Unmatched color」で設定ができます。
Show all」をオンにすると、フィールド「Category」で設定したカテゴリごとの色を設定することができます。

f:id:zealblog:20170609225831j:plain

ラベル

書式の「Data labels」をオンにすると各領域にラベルが表示されます。
表示内容は「Display」で選択することができます。

f:id:zealblog:20170609230957j:plain

 

いかがでしたでしょうか?

地図ではないカスタム領域をデータと繫げて描画できると、レイアウトや配置、陳列棚の可視化など、あらゆる場面において活用することができます。

是非、お試しください。